家内が見つけた更なる扉
家内は私の仕事をとても深く誰よりもどんな専門家よりも理解してくれている、驚きなのはこのブログの内容を総て事細かく理解している事です、家内は今まで私の仕事の成功や失敗を目の前で何度も見てきている、毎晩二人で晩酌をしているとき私が漏らす自分の仕事への不満を事細かく聞いてくれていた。
前回公開したとは言え、まだリッツ線の半田は数値は飛躍的に改善されたもののまだ半田はリッツ線に乗っているだけまだ完全に総ての素線に染みこんではいなかった、見た目も裏は焼け焦げた皮膜が煤のようになって真っ黒、それは解決しましたが、半田を中まで染みこませるこれがどうしてもクリアー出来なかった『このままでは導通しないところもあり特にスピーカーケーブルは困る、最後の最後のところでつまずいていた、どうしてもクリアー出来ない』そう思っていたのです。
家内は『ここまでせっかく努力してきたのに何で半田は綺麗に染みこんでくれないのだろうか?』そう思っていたのだろうと思う。
そして無口になり少し考えていたがネットで検索してくれていた、ネットの情報は総て眉つぱもので的を射ていない、どれを読んでも私が求めてるレベルは見つからなかった、しかし製造元の販売目的の為の商品説明に目が釘付けになった。
家内は『これダメ元かもしれないけど試してみたら?』との事だったので即購入し翌日届きました、更に次の日それを使い試したところ私がずっと悩んでいたその総てが解決したのです、半田の染みこみは素晴らしく熱を加える時間も半分そして半田も半分の量で済みました『もうこれ以上の方法はない素晴らしいexcellent!』そう思いました、何より半田付けは端末に熱を加えすぎるのがよくありません、酸化皮膜が形成されてしまい半田がのらなくなってしまい、音が駄目になってしまうのです。
この情報は今回も公開しません、説明したところで誰にも出来ないと思うからです、異常な丁寧さが必要で難易度は更に高くなりましたが、やっとリッツ線ケーブルは思うところまで完成しました。
出来上がったケーブルを聴いて思いました『理想のリッツ線ケーブルは完成した』やはり思ったとおり違和感のない音質になったのです、思いました『私はこの音の為に作って来たのだ』と。
私のように悩んでいても愚痴をこぼしても何の解決にもなりません『思ったように作れるようにすれば良い』最後の最後の諦めがいけない、優れた方法は諦めたその先にある、そして私は家内にその事を学びました。
見た目からもう試聴の必要なし『間違いなく完成した』そのように思います、でも聴いた結果驚きの結果だったのです。
また家内に救われました、もつべきはやはり真剣に考え自分と仕事の内容を理解してくれる伴侶が側に居るか居ないかだと思います。
そしてウエスタンスピリッツは今までどうしても開けられなかった第四の扉を開く事が出来た、しかしまた更なる扉を見つけるかもしれない、長年苦しんだリッツ線は遂に完成した。
みなさん錯覚ではない、オーディオは素晴らしい音を奏でる事が出来ます、色んな考え方や書き方があります、しかし出来てしまうとオーディオに不思議な事はないのです、だいたいは理論的に考えてみると総ては説明がつきます、しかしオーディオは接点が実に多い、そこが前から話しているエネルギーロスでありそれをどのように解決するかである。
自作ネットワークやリッツ線ケーブルの製作をとおし私はそこからたくさんの事を学ぶ事が出来ました、今まで色んな誹謗中傷をうけた事もありました。
しかし『鳴っている』それが総てである私にとって『ならば聴いてみろ』そう言いたい訳です、怪しいケーブル検証だとか、絹糸を強く巻いてもそれだけでは駄目だとか結局自分の作ったものを売りたいだけ、老婆心ながらみなさんはオーディオに色々追加させすぎだと思います、余計なものを一つずつ外してシステムを丸裸にしましょう、多分その方が真実が見える筈です、私はそこから始まりました。
とにかく半田付けはとても難しいが慣れるしかありません、半田はあっという間に総ての皮膜素線に綺麗に染みこんだのです、リッツ線ケーブル作りの幕切れは出来てしまうと実にあっさりしたものでした、家内よずっと私を支えてくれてありがとう、これからも宜しくお願い致します。